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関西vs関東若手漫才対決勃発殺人事件前編予告編

1 :司会進行:はりけ〜んず:04/03/26 00:01
こんな感じの
中川家 VS くりぃむしちゅー
フットボールアワー VS アンタッチャブル
ますだおかだ VS おぎやはぎ
2丁拳銃 VS 品川庄司
笑い飯 VS キングオブコメディ
千鳥 VS ポイズンガールバンド
麒麟 VS スピードワゴン
チュートリアル VS タカアンドトシ
ハリガネロック VS 18KIN
アメリカザリガニ VS 飛石連休

732 :672 エレキ2回目いきます ◆1En86u0G2k :04/10/01 15:10:05
「………ってえ…」
崩れた段ボール箱の中に茶色い頭が沈んでいる。
箱で衝撃はいくらか和らいだが、それでも直撃した腹はずきずきと痛んだ。
「なーんだ、まだ使えないのかよ、石」
反撃の気配がないことを悟った男が優越感に満ちた言葉を降らせてくる。
こいつが成そうとしていることもそのやり方も、これで十分理解した。いっそ十分すぎる程だ。
「もう一回だけ聞いてやろうか。俺に協力する?」
痛みで途切れてしまいそうな言葉の代わりに、冗談じゃないっての!という目線を力一杯ぶつけてやる。
顔をしかめながらも見上げてくる今立のその鋭い眼差しを、男はふん、と鼻で笑って受け流した。
「…いい気になってんじゃねえよ」
男の苛立ちを代弁するように石が鋭く瞬き、再び衝撃。
咄嗟に腕を交差させガードを試みたが、どん、と鈍い音がしてそのまま身体は叩き付けられる。
本当に消したら大騒ぎになるから駄目か、と物騒なことを呟いて、
「代わりに石でももらっとくかな。どうせ大した力もないだろうけど?」
もはや自分に興味はないと言わんばかりの声。
こういう考えを持った奴に複数の石が集まれば、事態はさらに深刻になる。
吹き飛ばされたはずみでポケットから転がり出た石を、今立は咄嗟に強く握り締めた。

ふらふらと上半身を起こした今立の頭上で、男が唇を歪ませて笑う。
「抵抗しないほうが身のためだと思うけどね」
「………っ」
自信たっぷりってわけかよ、くそ。今時警察でもそんな台詞言わねえぞ。
咳き込みつつ心の中で飛ばしたツッコミと、それはほぼ同時に。
「−なにやってんだよ、おい!」
男のものでも今立のものでもない声が、その廊下に響き渡った。


733 :672 エレキ2回目いきます ◆1En86u0G2k :04/10/01 15:12:13
今立は目を見開いた。
髪型が作る独創的なシルエット、いや、そんなものがなくても見間違うはずのないー
(谷井…!?)
なんでお前がここにいるんだ、その手に構えてるもんはなんなんだ、と
(ちなみにそれは廊下にあった灰皿スタンドだった)疑問はいくつも湧いてきたが、
「…バカ、来んなって!」
慎重に間合いを計りながらもこちらに近付こうとする相方に、まず叫んだ言葉はそれだった。
「何やってんだよ!危ねえだろ、」
「危ねえから来たんだっつうの!」
谷井が負けずに怒鳴り返す。少々腰は引けているものの、まっすぐに男を睨みつけたまま。
その姿に今立は再度言おうとした「来るな」を飲み込んでしまった。
石を持った相手にほぼ丸腰で挑もうなんてどう考えても無謀だ。バカだ。けれど。
それなのに彼は来てしまった。危機に陥った自分を助けようと。

男は2人を交互に見比べ、へえ、と意外そうな声を出した。
「こりゃ感動的だ」
すごいすごい、とおざなりな拍手をするその態度は完全に彼等を見下しきっていて、
2対1になろうと自分の優位は揺らがないという確固たる自信が見て取れた。
(…腹立つけどその通りなんだよな)
あんなものを武器にしているのなら、やはり谷井の石も沈黙したままなのだろう。
2人掛かりならば無理矢理押さえつけて石を奪えるだろうか?とも思ったが、
度重なる攻撃のおかげで情けないことに自分は満足に動けそうもない。
それならどうやって、この場を切り抜けるー?
必死に回転させていた今立の思考は、ある光景のために一時停止を余儀無くされた。
「……うらぁっ!!」
目の前には、灰皿スタンドを大きく振りかぶり、男めがけて突進する谷井の姿があった。


734 :672 エレキ2回目いきます ◆1En86u0G2k :04/10/01 15:14:05
この後はライブだとか、もうすぐ皆が帰ってくるとか、そもそも男の石の力はどれほどかとか、
そういった様々かつ重要な事柄はここに来るまでにいつの間にかこぼれ落ちていたらしい。

一目みて想像以上にまずい展開だと察した谷井が反射的に選んだのは、特攻だった。
さすがに相手が生身の人間だということは承知して、あくまで威嚇のつもりではあったが
頭から振りおろしたスタンドは予想以上に重く、スピードが乗る。
(やば…っ、止まんねえ!)
焦る思いは幸運にも、そして不幸にも裏切られた。
ガキン!と金属が軋む音は男の頭蓋骨ではなく、その10cmほど手前の空間から鳴ったのだ。
まるでそこに見えない壁があるかのように。

危ないな、という抗議の言葉とは裏腹に、表情には不安の欠片もない。
男はスタンドの襲撃から自分を守った薄緑色の壁をちらりと見やり、満足げな表情を浮かべる。
「便利だろ?急に襲われても平気だし、こういうこともできる…!」
右手を小さく、しかし勢いよく払うと、光の壁が谷井を受け止めたままぐん、と前進した。
「うわっ…!」
弾かれたスタンドが廊下の先へ吹っ飛び派手な音を響かせる。
急に逆方向にかかった力にバランスを崩され押し戻された谷井はその場に転倒しかけたものの、
後頭部の痛みと引き換えに壁がなんとか身体を支えてくれた。
「谷井っ!」
(……あちゃー…なんか俺、逆に心配されてる…)
あー俺カッコ悪い!と心中で嘆いた自分はまだ妙に余裕があるな、と谷井は苦笑したが、
それでもすでに悪いはずの状況にまだ悪くなる余裕があったのも確かだった。


735 :672 エレキ2回目でした ◆1En86u0G2k :04/10/01 15:21:41
ここで男の能力を

???(コンビの芸人らしい)
石……モルダバイト(隕石が衝突した際に生成された深い緑色の石。自然の理念に基づいた思考を導く)
能力…ごく薄い光の「壁」を作ることができる。
   ある程度大きさや堅さ、スピードを調節できるので、攻撃を防御するだけでなく
   小さいものを素早く飛ばして相手にぶつけるなど攻撃用にも使える。
条件…詳細は不明だが、精神力を使い過ぎると
   自由に操れなくなったり、壁そのものを出せなくなったりするらしい。

相手を誰にするか悩んだ挙句匿名のままになりました
次回分でエレキ2人の能力解放します
楽しみにしてくれてる方がいてとてもうれしい反面ちょっとおそろしい
期待に答えられるとよいのですが


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